皆さま、こんにちは(こんばんは)。
大阪には老舗の名店が多いですが、ここもそんな1軒。
きつねうどん発祥のお店です。
本日訪店の「うさみ亭マツバヤ」です。
ここは1893年(明治26年)のオープン。
今年2024年で創業131年。大阪市内では最も古いうどん店です。
いや~、うどんの歴史は長いんですね。
場所は大阪メトロ御堂筋線心斎橋駅から徒歩で7分ほど。
歴史漂う外観で、店内は1階2階で50席。
店内の雰囲気
綺麗に整理されています。
「うさみ亭マツバヤ」きつねうどん発祥のお店
まずはメニューを見てみましょう。
うどんやそばは種類豊富で、40種類以上もありますね。
丼物も各種あります。
名物のきつねうどん600円。
先客もきつねうどんをすすっていました。
ただ、筆者の場合、きつねうどんは食べたことがあります。
おじやうどんも80年の歴史、雑炊と合体して具だくさん!めちゃ旨い
だから今回は、おじやうどんに注目。
このおじやうどんも歴史は長く、80年ほども前からの人気商品となっています。
基本は「おじやうどん」820円で。
他に「天ぷらおじやうどん」1050円、「大阪おじやうどん」1050円があり、
今回は一番人気だという大阪おじやうどんを。
玉子丼580円、ざるそば660円、丼とうどんのセットなど、
他のメニューもけっこう安いですよ。
間もなく、テーブルに届きました。
おおっ。
いい香り。中には盛りだくさんな具材があれこれと入っています。
鶏肉、サワラ、穴子、かまぼこ、海老、刻み揚げ,ネギ、甘酢生姜、生卵など。
さあ、いただきましょう。
「うまいっ」
大阪湾で獲れたサワラ
出汁が濃厚で、深い味わい。出汁へのこだわりが半端ないです。
三代目店主の宇佐美芳宏さんによれば、
「出汁は屋久島の枯節と北海道の利尻昆布を使っています」
枯節(鯖)はカビづけをして天日干しをして1年かけて作ったもの。
さすがにちょっと違います。めちゃコクがあります。
「サワラにしても大阪湾で獲れたものですし、大阪の食材にこだわっていますので、大阪おじやうどんとなっています」
いや~、鉄鍋なのであつあつ。
出汁もいけるし、おじや&うどんで満腹になりますよ。
きつねうどんの発祥とは?
食べ終わってから、きつねうどんの発祥についてお聞きしました。
三代目の祖父が大阪の松屋町筋の寿司屋で修業していたとき、いなり寿司を考案
その後、独立してうどん店を始めて、うどんとセットでいなり寿司を出すようになったのです。
そこから派生し、「あげをうどんに載せたらどうやろう?」となって、
載せて出すようになったと言います。
いなり寿司も考案だなんて、知りませんでしたね。
ここのあげは大きくて旨いです。
名物のきつねうどん
うどんの出汁と醤油、砂糖と塩で味付けをして、3日ぐらい炊くそうですよ。
最近はお客の2割が外国人で、外国人にも知られています。
きつねうどんは今、600円ですが、
「ずっと値上げしていません。食材も高くなっているし、そろそろ限界かなって。ただ、少しでも安く提供したいですからね」
そんな悩みを笑いながら話してくれました。
ご馳走様でした。
店舗情報
住所:⼤阪市中央区南船場3-8-1
電話:06-6251-3339
営業時間:11:00~18:00(⽉~⼟)
定休⽇:⽇・祝⽇
アクセス:大阪メトロ御堂筋線⼼斎橋駅(1・2番出⼝)から徒歩7分
まとめ
有名なきつねうどん発祥のお店。きつねうどんは食べたことがあるので、今回は「大阪おじやうどん」をいただきました。雑炊とうどんの融合。具だくさんで、出汁もめちゃウマ!おなかも膨れますよ。
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