「あんぱん」(朝ドラで話題)は日本発祥!明治7年に考案、明治天皇に献上

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皆さん、こんにちは!
本日はあんぱんの話題です。

朝ドラ「あんぱん」では、ちょうどあんぱん作りが登場し、「朝田パン」が売り出されましたね。
番組では1個3銭で売っていました。

このあんぱん、日本発祥なんですね。
知ってましたか?
気になったので調べてみました。

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「あんぱん」(朝ドラで話題)は日本発祥!明治7年に考案

「あんぱん」は木村屋總本店の創業者木村安兵衛らによって、明治7年に考案されたと言います。文明開化真っ只中の頃です。

当時、パンは西洋から取り入れられたばかりでしたが、すごく固くて水気もほとんどない食感だったのです。
だから日本の食卓では不人気でした。
そこで多くの人にパンを食べてもらうためにはどうすればいいのか。日々考える中で、木村安兵衛がヒントを得た食べ物が和菓子の酒まんじゅうでした。

こうして「酒種(さかだね)あんぱん」が誕生します。
イーストがなかった当時のパンは、ホップで作られていたのですが、食感は固く日本人の口には合いませんでしたから、木村英三郎(次男)は日本人に合うパンの研究をした末、酒種酵母を作り出すことに成功し、酒種あんぱんを発明しました。

写真引用:銀座木村屋HP/木村安兵衛(写真左)と次男英三郎

しっとりとした生地にあんこの入ったあんぱんは、瞬く間に有名になり大好評となりました。西洋から入ってきたパンとは違う、酒種を使い、その生地であんを包み焼き上げるという技術でした。
銀座木村屋HP参考)

あんぱんは旨い

「あんぱん」(朝ドラで話題)明治天皇に献上

1875年(明治8年)には、明治天皇にあんぱん献上!
明治天皇が水戸藩下屋敷(現在の向島)を行幸される折、世間で評判の酒種あんぱんを献上してはどうかと侍従山岡鉄舟よりお薦めの言葉を頂戴したのですね。

こうして4月4日、奈良の吉野山より取り寄せた八重桜の花びらの塩漬けを埋め込み焼き上げた、季節感たっぷりのあんぱんが明治天皇に献上されました。

ことのほか、皇后陛下のお口に合い、両陛下より「引き続きおさめるように」とのお言葉を賜ったとのこと。

そんな歴史があったのです。

まとめ

朝ドラ「あんぱん」は始まったばかり。番組ではちょうど「朝田パン」(あんぱん)が売り出されました。そこで気になったので本日はあんぱんの歴史を取り上げてみました。あんぱんはいつ食べてもおいしいですね!

 

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