皆さま、こんにちは。
「オモウマい店」(中京テレビ毎週火曜日 19時~)が毎週楽しいですね。
とんでもない料理やサービスに驚くだけでなく、笑えるのが楽しいです。
2024年9月3日放送分では「ザ・ミュンヒ」が登場します。
大阪の八尾市にある喫茶店ですが、「飲んだら人生が狂う」といわれています。
はあ?
なんだそれ?
なんと、コーヒー一杯11万円のものもあるんだって。
朝6時から翌日3時半まで営業し、
店主は詩人で80歳。
なんでしょう、いったい?
この喫茶店を調べてみました。
「ザ・ミュンヒ」飲んだら人生狂う?コーヒー1杯11万円!
八尾市の住宅街の中にある喫茶店『ミュンヒ』。
1981年創業の喫茶店です。
店舗外観
予告動画を見てもわかりますが、ヒロミさんも、小峠さんも、「ええッー!」と驚き。
コーヒーがなかなか描出されません!
店主も寝かかってます!
なんでしょう、このお店?
店内はドイツ製のバイク「ミュンヒ」1200ccが鎮座し、これは製造中止してから50年近く経つ、超オールドバイク。世界に5台、日本に1台しかないそうです。7000万円の価値があるとか!?
バイク、日本に1台
さらにサービスで出て来るお水のグラスは「バカラ」。
喫茶店を始めてから、銀座の『カフェ・ド・ランブル』の味に衝撃を受け、そこから濃厚抽出、エイジングコーヒーの道を追求してきたそうですよ。
4時間かけて抽出済みのもの、1,500円(ブレンド、シングルサイズ)と、
150g近い豆を50分掛けて目の前で抽出させる一杯3,000円のシングルオリジン(モカ、マンデリン)の2種類から選べます。
中には熟成珈琲豆28年物で淹れた珈琲は、40CCで11万円だって!!
熟成珈琲
なんだ、それ?
だれが頼むの?
と思っちゃいましたけど。
なかなか描出されない
どろどろ?でも甘い!
なんと、スプーン一杯2500円。
こちらは注文する人もいるらしく、
これ、なめた感想は「甘い」ということで、苦みがまったくないらしい。
ドロドロのコーヒーは甘いんだって。
スプーン1杯では何もわからない、と思われるかもしれませんが、それは口にすればわかるんですね。
マイナス3度の樽の中で熟成されたそれは、コーヒーとは別の存在。
「ドロっ」とした感触ながら、舌先にふれた瞬間、フルーティーな甘さが口に広がるみたいですよ。
まるでワインか?
「飲んだら人生が狂う」コーヒーってなんだ?
「飲んだら人生狂いまっせ」とご主人は言います。
ははは。なるほど凄い表現ですね。
ご主人は詩と小説が趣味で、「小説と詩に合うコーヒー」を提供しているということです。
「暇でつぶれへん店がいちばんいい」とも。笑いますね。
でも、こだわりが半端ないのもわかります。
10代で詩人・中原中也の影響を受け、自らも詩作の人生を歩み始め、
「詩は言葉のポエム、コーヒーは飲むポエム」とのこと。
しかも、YouTubeを見たアラブの皇太子が、この珈琲を飲みにわざわざお忍びで訪れたそうですよ。
「ミュンヒ」おすすめメニューとは?
メニュー表
シルクロード1500円
スパルタンという濃厚なコーヒーの上に生クリームお流し込んだコーヒー。
スパルタンNo.1(シングル)1500円
1㎏のコーヒー豆から100ccのコーヒーを描出する超濃厚コーヒー。
シャーベット風チーズケーキ1200円
スバルタンNo.2酸味の甘味 1,500円
クチコミには「デミタスカップに淹れられた珈琲を一口飲むと、
びっくりします!
まずトロッとした甘さがあり、びっくりします(大事な事なので2回言いましたW)。
蜂蜜のようで、フルーティー。「砂糖入ってます?」と聞きましたが、当然入ってないW
そして複雑なコク!フルボディワインのような奥行き、また醤油のような複雑な味わいもあります。
高級チョコレートのような苦味はトゲが全くありません」とありますね。
こんなエピソードがあります。
バイク好きの店主は「愛車を見せびらかしたかった」そうです。
旧西ドイツから輸入した1200ccの大型バイク「ミュンヒ」を展示して店名にすると、ライダーの若者らが連日訪れる人気店になったんですね。
2、3年が経過し、「そのうちブームも終わる」と不安を感じるようになった頃、人生を変える1杯と出会います。
雑誌で話題だった、東京・銀座の「カフェ・ド・ランブル」へ勉強のために訪問。
注文したコーヒーを口に含むと、深いコクと苦みが広がり、こんなコーヒーの味を生涯かけて突き詰めたいって思った」ということです。
そこで店に戻ると、早速、モーニングサービスなどのサイドメニューをやめ、コーヒーだけをぜいたくに楽しめる専門店に方向転換したのです。
研究を重ね、値上げを繰り返したため客足は次第に遠のいていったが、何度もマスコミに登場。話題のお店に。
マイナス3度に調節された木製のたるで熟成保存した「28年もの」(2024年で28年熟成だって)は40ccで11万円です。
店主の田中完枝さんは、年中無休で午前6時から翌午前3時まで店を開けている。
「誰でも、いつでも、ふらりと立ち寄れる店」にしたいからです。ひとり静かに詩を詠み、時にはまどろみながら、辛抱強く客を待ち続けています。
店舗情報
電話:072-996-0300
住所:大阪府八尾市刑部2-386
営業時間:6:00~午前3:30
定休日:年中無休
アクセス:高安駅から647m
席数:20席(全席喫煙可)
「ザ・ミュンヒ」クチコミは?
【クチコミ】(食べログから一部抜粋)
さて勇気を出して入店。が、確かに「営業中」の札がかかっていたのに、人の気配がない。
帰ろうかと思ったが、せっかくここまで来たのに、ともう一度大声で人をよんだら、カウンターの陰に埋もれるようにご店主発見。
しかし、予想以上にこのお方はおしゃべりで、注文する前に説明が長い長い(苦笑)
今回は結局4時間かけて抽出のブラック(¥1500)になる。
…なんだが、これが出てくるのがまた遅い。確かにご店主「時間かかる」とは言っていたが。
そうしてやっと出てきたコーヒーはかなり度肝抜くスタイル。1客20万円はくだらないらしいマイセンのアンティークのデミタスカップに、これまたおちょこ1杯分強かな、という超少量のコーヒー。
…が、一口口に含むと、確かに講釈通り『珈琲の玉露』であった。
【クチコミ】
マスターの田中さんは80歳のポエマーであり、ポエマーが珈琲家をやってる。という感じ。1995年6月に熟成を始めた樽熟成珈琲は28年目。1杯11万円、スプーン1杯2,500円。月に3人くらいがスプーン1杯飲むそうです。
熟成珈琲は「超想定外」という位置付けとされており、たしかにこれは常識外れの感覚。
それ以外の2杯は、デミダスのマンデリン4,500円を50分掛けて1滴ずつ抽出しながら、超想定外の苦味のシングル1,500円を。
チーズケーキにめちゃくちゃ合います。
ご高齢と伺っていたが、全然元気そうで、あと20年くらい店をやりたいらしい。
とても印象深い、異世界の体験でした。ありがとうございました。なかなか、心を、動かされました。
まとめ
凄い喫茶店です。筆者は大阪在住ですが、正直、このお店の存在は知りませんでした。テレビ番組はいいですね。知らない情報を提供してくれますから。熟成コーヒーが「甘い」というのは意外でしょう。
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