お好み焼き「源氏」(尼崎)── 砂時計が教えてくれる、完璧な一枚
皆さん、こんにちは!
今回ご紹介するのは、お好み焼きという「日常の味」を、ちょっと特別な体験に変えてくれる名店です。筆者が気に入っている「源氏」です。
砂時計が落ちる、その6分間
鉄板の上に生地を広げる。ジュッという音、立ち上がる湯気、漂うソースの予感──。
お好み焼きを自分で焼く醍醐味は、この「ライブ感」にあります。でも同時に、ひっくり返すタイミングを誤って、中が生焼けだったり、表面を焦がしたりと、失敗した経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
筆者も以前、失敗した経験がありますね。
そんな悩みを鮮やかに解決してくれるのが、お好み焼き・鉄板焼きの「源氏」です。このお店、各テーブルに砂時計が置かれているのです。
焼き方はシンプル、この通りに進めるだけ。
1. 生地をよくまぜる
2. 生地を広げ形を整える(厚み2cm、直径15cmほど)
3. 6分焼く
4. ひっくり返して6分焼く
5. 再度ひっくり返して3分焼く
6. できあがり!
6分・6分・3分。この黄金律は、具材の量から鉄板の熱量まで、すべてを計算し尽くして導き出されたものでしょう。中途半端な5分でも7分でもなく、きっかり6分。そして最後の3分が、香ばしい仕上げの鍵を握っています。砂時計もちゃんと「6分計」が用意されているのが、またニクい演出です。
初めての訪問、その驚き
筆者が初めて訪れたのは、兵庫県尼崎市のあまがさきキューズモール内にある「河内源氏」。

注文した豚玉
着席すると、店員さんが丁寧に声をかけてきます。「当店は自分で焼いていただくスタイルなんですが、よろしいでしょうか」。この一言に、お店の誠実さがにじみ出ています。自分で焼くのが苦手な方への配慮でしょう。筆者はもちろん、大歓迎です。

豚玉:豚肉も生地と一緒に混ぜる
テーブルには焼き方の説明書きと砂時計。言われた通りに生地を広げ、砂時計をひっくり返してカウントスタート。鉄板の前に座り、じっと待つ時間が、なんとも心地よい。

6分計の砂時計


鉄板焼きも各種、自家製すじコン煮をオーダーです
そして出来上がった一枚の、美味しいこと!
ふっくらと膨らんだ生地、ちゃんと火の通った豚肉(生地に混ぜ込むため、小さく刻まれています)、そして──秘伝のソース。これが実に旨い。甘みとコクのバランスが絶妙で、箸が止まりません。思わず唸りました。


自家製すじコン煮、旨い!

「きらく」が紡ぐ、関西の食文化
源氏グループを運営するのは、大阪・富田林市に本社を置く「きらく」。1972年に一軒の食堂から出発し、とんかつ、うどん、お好み焼き、鶏料理、らーめんと、多彩な業態を関西一円で展開している外食企業です。
現在は12業態73店舗をすべて直営で運営(HPに記載)。源氏ブランドだけでも、「源氏本店」「河内源氏」2店舗、「神戸源氏」1店舗と、それぞれに個性を持たせて展開しています。半世紀以上にわたって関西の食卓を支えてきた、この地道な積み重ねが、あの「完璧な焼き時間」にも宿っているように感じます。
体験型お好み焼きの真骨頂

6分焼いてひっくり返す

ふっくらできあがり!
筆者が「河内源氏尼崎店」に通い続けるのは、単においしいからだけではありません。
自分で焼く。砂時計を見守る。ひっくり返す。──この一連の動作に、不思議な充実感があります。「食べる」という行為に「作る」喜びが加わると、満足度がぐっと跳ね上がるのです。まさに”自分流”に仕上げる、体験型のお好み焼き店。
店内はゆったりと広く、一品メニューも充実。ランチタイムは混み合うことが多いため、筆者はもっぱら夜に訪れますが、それでも賑わっています。満足して帰る客の顔が、店の実力を語っています。
尼崎方面へお出かけの際は、ぜひ立ち寄ってみてください。砂時計が落ち切るその瞬間、鉄板の上に広がる黄金色の一枚が、あなたを待っています。
店名: お好み焼・鉄板焼 河内源氏 あまがさきキューズモール店
電話:06-6470-3408
住所:兵庫県尼崎市潮江1-3-1 あまがさきキューズモール 本館 4F
営業時間:11:00 – 22:00
定休日:なし
アクセス:JR尼崎駅から199m


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