「やすとも真剣」定食日記で話題!東三国・谷六・天王寺の”異色”絶品定食3選【大阪】

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「やすとものいたって真剣です」で話題沸騰! 関西の”異色”定食3選——魚料理あのの・KOME MAME・だし巻き玉子専門店百花

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テレビ番組「やすとものいたって真剣です」(読売テレビ)のコーナー「平成ノブシコブシの定食日記」に登場した関西の人気定食店、覚えていますか?

今回紹介された3店は、いずれも「え、これが定食?」と思わず二度見してしまうほどの”異色”ぶりが際立っていました。

東三国「日替わりあのの御膳」1,500円、谷六「KOME MAME SET」1,500円、天王寺「だし巻き玉子重膳」1,700円——。ジャンルも発想もまったく違う三者三様の定食が、なぜこれほどまでに人々の心をつかんでいるのか。その魅力を1店ずつ、じっくりと掘り下げていきます。

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① 魚料理あのの(東三国)——「日替わりあのの御膳」1,500円

住宅街に潜む「予約必須」の魚定食

す〜さん!さんの写真(食べログ)

大阪メトロ御堂筋線・東三国駅から徒歩約4分。新大阪の喧騒を抜けると、どこにでもありそうな住宅街の長屋のひとコマに「魚料理あのの」は静かに店を構えています。看板も控えめで、知らなければ素通りしてしまいそうな佇まいですが、いったんその扉を開ければ、そこには大阪の魚食文化の真髄とも言えるランチが待っています。

このお店は、以前は西中島に人気店を構えていましたが、東三国に移転オープン。場所が変わってもその評判はまったく衰えず、むしろ移転後のほうが注目を集めています。予約なしでは入ることすら難しく、オープン時間に訪れても「予約で満席」の貼り紙が迎えることもあるほど。30分刻みで予約が埋まっていくという仕組みからも、この店への期待と集中度がうかがえます。

10種以上の料理が日替わりで並ぶ圧巻の御膳

ユーカリのコアラさんの写真(食べログ)

「あのの御膳」の最大の魅力は、なんといってもその品数と内容の豊かさにあります。1,500円という価格で、お造り・焼き魚・揚げ物・おばんざい数種・ご飯・味噌汁といった10種類以上の料理が一度に楽しめる構成は、まさに「定食の理想形」と言っても過言ではありません。しかもそのすべてが日替わりです。

ある日の御膳には、よこわ・サワラ・コショウダイのお造り3種、焼き魚のほっけ、大きな唐揚げ、小松菜の煮浸し、切り干し大根、ひじきの煮物、だし巻き玉子、サラダ、イカと野菜の炒め物、冷奴、茄子の料理、さらには小さな巻き寿司まで顔を出したことがあるといいます。お造りにはホタテが入ることもあり、鮮度の高さは折り紙付きです。ご飯も味噌汁もおかわり一回無料という太っ腹ぶりも、来店客に喜ばれています。

「どれも手を抜かない」素朴で丁寧な料理力

このお店が特別なのは、品数の多さだけではありません。どの料理にも「きちんと作った」という確かな手ざわりがあります。お刺身は身が厚く、新鮮。焼き魚はふわっとやわらかく、おばんざいはどれも野菜の甘みがしっかりと感じられ、出汁のきいた味つけがご飯を自然と進ませます。だし巻き玉子はふわふわ、揚げ物はジューシー。訪れた人が口をそろえて感動するのは、「こんなにたくさん出てくるのに、どれも美味しい」という点です。

大量の料理を並べながらも品質を落とさないためには、仕込みと技術の双方が必要です。「あのの」では30分刻みの予約制を採用することで、料理の提供タイミングを調整し、作りたての状態でテーブルに届けることを実現しています。一日24食限定という数字には、無理なく最高の状態を保ちたいという姿勢が滲み出ています。

「ほっこり」という言葉が似合う空間

1階はふらっと立ち寄れるカウンター席、2階はお子さま連れや団体利用にも対応できる座席があります。「気のおける、ほっこりできる空間」という店の言葉どおり、ランチタイムには魚好きの常連、インスタで見つけた若い女性、近隣のビジネスパーソンなど、多彩な顔ぶれが集まります。夜は居酒屋としても人気で、旬の魚料理や一夜干し、お寿司、姿煮なども楽しめます。

住宅街の長屋という立地、日替わりメニュー、数量限定。このお店には「不便」な要素がいくつもありますが、だからこそ「行けたときの喜び」と「また行きたい」という気持ちが強くなる——そんな磁力のある一軒です。

あと、番組で触れられていたのですが、みそ汁の位置。関西では、定食の場合、みそ汁は左の奥にありますね。これが関東だと、右下だって。

筆者(大阪在住)はグルメ取材もやっていますので、違和感はないけど、東京の人には違和感があるようで、どうやら位置が違うみたいですよ。

番組より(みそ汁の位置に注目)

② KOME MAME(谷六)——「KOME MAME SET」1,500円

路地の奥の「異空間」おにぎりとコーヒーの店

luna..さんの写真(食べログ)

谷町六丁目駅から歩いて数分、空堀商店街から1本路地を入ったところ。地図を頼りに歩いていても「本当にこっちで合ってる?」と不安になるような細い小道の奥に、焼杉板で仕上げられた古民家が突然現れます。それが「KOME MAME」です。築100年近い建物をリノベーションしたその空間は、黒を基調としたストイックな佇まいで、訪れる人に「別世界へ迷い込んだ」という感覚を与えます。

手がけるのは、同じ谷六で炭火焼き割烹「炭kappo hirac」を営む料理人の井上さんと、ラテアートの世界チャンピオンであり「BARISTA MAP Coffee Roasters」を主宰するバリスタの深山さん(通称”Samurai Shin”)。それぞれの世界で頂点に立つ二人が、なぜ「おにぎりとコーヒー」という組み合わせを選んだのでしょうか。

「コメ」と「マメ」、それぞれに宿るプロの哲学

「KOME MAME SET」(1,500円)は、おにぎり2個とコーヒー1杯のセットです。シンプルに見えますが、その背景には尋常ではないこだわりが詰まっています。

masayan.310さんの写真(食べログ)

おにぎりに使う米は、粒が大きく冷めてもモチモチ感が続く新潟産「新之助」。海苔は有明産の最高級品。鰹節は鹿児島指宿産の最高級品が使われます。握り方も独特で、温度を40度以下に下げてから握るため、ふわっと系の流行とは一線を画した、しっかりとした食べ応えのある仕上がりになっています。オーダーが入ってから握り、仕上げに鰹節をまぶす。具材の卵黄醤油漬けは、殻ごと冷凍して自然解凍するという手間のかかる工程で作られており、黄身が潰れずに弾力が保たれます。

コーヒーの担当である深山さんは、バリスタとしてのキャリアわずか2年でアメリカのラテアート世界大会を制覇、その後オーストラリアで日本人初の大会チャンピオンにも輝いた人物です。コーヒーの酸味・甘味・苦味と、おにぎりの鰹節・海苔の塩味・旨味が響き合う——そうした「食の感動体験」をコンセプトに、1,000円台で提供することを目指してこの店は生まれました。

定食の概念を超えた「体験」としての食事

「KOME MAME」が「定食日記」に登場したとき、多くの視聴者が「これが定食?」と感じたのではないでしょうか。おにぎりとコーヒーというまったく新しい組み合わせは、従来の「ご飯+おかず+味噌汁」という定食の文法から大きく外れています。しかしその驚きこそが、この店の核心です。

「一見意外な組み合わせを掛け合わせることで、慣れ親しんだ”おにぎり”を再発見する装置」——これが店の言葉です。子どもの頃から食べてきたおにぎりが、世界レベルのコーヒーと出会ったとき、まったく別の食べ物として輝き始める。その体験を、スタンディングカウンター8席のわずか6坪の空間で、静かに、丁寧に届けています。

営業は金・土・日曜の週3日のみ。季節の汁物(八海山の酒粕を使った粕汁など)や、ほうじ茶プリンも楽しめます。値段だけ見れば「高めのおにぎりセット」かもしれませんが、実際に口にした人は「これは値段じゃなくて体験だ」と感じることになるはずです。食べログのピックアップ口コミには「おにぎりの新たな世界を切り開くお店」という表現があり、それはこの店を的確に言い表しています。

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③ だし巻き玉子専門店 百花(天王寺)——「だし巻き玉子重膳」1,700円

板前歴35年の職人が挑んだ、だし巻き一本勝負

お店の公式写真

大阪メトロ谷町線・四天王寺前夕陽ヶ丘駅から徒歩3〜4分、四天王寺のすぐそばに「だし巻き玉子専門店 百花」はあります。2024年4月18日、もともとカフェとして営業していた「cafe百花」が、だし巻き玉子の専門店として大胆にリニューアルしました。そのきっかけとなったのが、板前歴35年の和食職人である店主の覚悟です。

メニューはだし巻き玉子ただ一本。それだけで勝負する——という決断は、どれほどの自信と技術に裏打ちされたものでしょうか。週末には受付開始から数十組の行列ができ、2〜3時間待ちも珍しくありません。平日昼でさえ満員になることもある人気ぶりは、リニューアル後にメディアで取り上げられるやいなや、一気に火がつきました。店内はテーブルが5つほどの小さな空間で、その小ささが待ち時間を生み、待ち時間がさらに期待を高めるという好循環が生まれています。

お重の蓋を開けた瞬間の「ため息」

マイケル ジャクソンさんの写真(食べログ)

「だし巻き玉子重膳」(1,700円)は、お重に収まったふわふわのだし巻き玉子が主役です。タレのかかったご飯の上に、大きく焼き上げられただし巻きがどっしりと鎮座し、お重の蓋を開けた瞬間に立ち上る湯気とだしの香りが、食べる前からすでに幸福感を与えてくれます。

このだし巻きは、「巻ける限界まで出汁を入れる」をコンセプトに焼かれています。板前歴35年の技術が存分に発揮された一品で、外側はしっとりと、内側はとろりと柔らかく、箸を入れると出汁がじゅわりと染み出す——「想像以上にふっくらでだしの効いた最高のだし巻き」という口コミが、その品質を物語っています。

セットには、好みのトッピングを3〜4種選べる楽しみもあります。明太子・こんぶ・梅しそ・ニラ醤油・鶏そぼろ・なめ茸・ネギ・チーズなど、バリエーション豊かなラインナップから組み合わせを考えるのも、この店ならではの醍醐味です。小鉢2品・味噌汁・自家製漬物もつき、食べ応えは十分。そして最後の仕上げが「出汁茶漬け」です。

「ひつまぶし風」の締めが生む、三段活用の満足感

この店の食体験をほかの定食と大きく異なるものにしているのが、「だし巻き+トッピング→出汁茶漬け」という三段階の食べ方にあります。まずはシンプルにだし巻きをそのままご飯と合わせて味わい、次にトッピングを変えながら味変を楽しみ、そして残り1/3ほどになったところで熱々の出汁をたっぷりかけて出汁茶漬けに——。ひつまぶしのような食べ方のプロセスが、お腹だけでなく心も満たしてくれます。

「お出汁もたっぷりいただけるので、お茶漬けを2杯作りました」「お出汁まで飲み干しました」という口コミが複数あるほど、この締めの出汁茶漬けは評判です。料理の最後に「また幸せな一口」が用意されているという演出は、食事を単なる栄養補給ではなく、ひとつの物語として完結させます。

待ち時間を活用して四天王寺を参拝したり、天王寺・あべのエリアを散策したりする来店者も多く、「百花に行くついでに観光を」というルートも生まれています。だし巻き玉子という日本人にとって最も身近な料理を、専門店として極めるという潔さ。その一点突破の姿勢が、人々の記憶に深く刻まれる理由です。

まとめ——「異色」であることの意味

今回紹介した3店に共通しているのは、「専門性」と「驚き」です。10種以上のおかずを日替わりで届ける魚料理の職人技、おにぎりとコーヒーという前代未聞の組み合わせで食の概念を揺さぶる挑戦、そしてだし巻き玉子一本で勝負する35年の腕前——。いずれも、「こんな定食があっていいんだ」という発見とともに、「また食べたい」という気持ちを強く残します。

「やすとものいたって真剣です」のコーナーで「異色」と感じられた理由も、まさにそこにあるのでしょう。定食という日常の食事に、非日常の体験を重ねることで生まれる感動——それが、これら3店の人気の本質です。ぜひ一度、足を運んでみてください。

店舗情報

魚料理 あのの

  • 住所:大阪府大阪市淀川区東三国4丁目9-5 102
  • アクセス:大阪メトロ御堂筋線 東三国駅より徒歩約4分
  • 営業時間:12:00〜22:00
  • 定休日:日曜日・祝日
  • 電話:06‐6335‐7820
  • 予約:要予約(30分刻みの時間予約制)
  • 公式Instagram@sakanaanono

KOME MAME

  • 住所:大阪府大阪市中央区谷町6-14-18
  • アクセス:大阪メトロ 谷町六丁目駅より徒歩約3分/松屋町駅より徒歩約3分
  • 営業時間:金・土・日曜 10:00〜17:00(L.O. 16:30)
  • 定休日:月〜木曜日・祝日
  • 電話:080-4988-6777
  • ※スタンディングスタイル(カウンター8席、ハイテーブル4席)

だし巻き玉子専門店 百花

  • 住所:大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-14-27 植田ビル1F
  • アクセス:大阪メトロ谷町線 四天王寺前夕陽ヶ丘駅より徒歩約3〜4分/天王寺駅より徒歩約10分
  • 営業時間:10:00〜(品切れ次第受付終了、混雑時は早めに受付終了の場合あり)
  • 定休日:不定休(公式Instagram参照)
  • 電話:06-4303-4485
  • 予約:不可(来店順・整理券制)
  • 公式Instagram@dashimaki.hyakka

※店舗情報は変更になる場合があります。訪問前に公式SNSや店舗に直接ご確認ください。

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