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皆さん、こんにちは!
本日は「オモウマい店」の話題です。
2026年3月24日放送分に登場、群馬県太田市にある「野沢屋本店」です。何度かこの番組に登場し、話題を呼んでいる人気店ですね。
ただの老舗うなぎ店ではありません。1914年創業の歴史を持ちながら、いま全国から人が集まる理由は、うなぎの味だけでなく“ここでしかできない体験”と、強烈なのにどこか温かい3代目店主の存在にあります。番組で見て気になった人に向けて、野沢屋本店がどんな店なのか、何がそんなに面白いのか、そして3代目店主・野沢武さんがどんな人生を歩んできたのかをまとめます。
野沢屋本店は、うなぎを“食べる店”というより“体験する店”
野沢屋本店のいちばんの特徴は、客が自分でうなぎを焼くセルフスタイルです。店に入ると、まず店主との会話が始まり、その後はいけすのうなぎを網で追いかけて捕まえるところから食事がスタート。さばかれた生のうなぎが皿で運ばれ、客自身がタレにつけて七輪で焼いて食べるという、一般的なうなぎ店ではまず出会えない流れになっています。だからこの店は、着席して料理を待つだけの店ではなく、「うなぎをいただく過程そのもの」を味わう店だと言えますね。
yamani028さんの写真(食べログより、店舗外観)
☆あさみ☆さんの写真(食べログ)
しかも、このスタイルは奇抜さだけで成立しているわけではありません。野沢屋本店はもともと伝統的なうな重を出す店でしたが、3代目の考えで約20年前に現在のセルフスタイルへ大きく舵を切ったそうですよ。店主が焼き場に張り付くのではなく、目の前のお客さんともっと話し、もっと近い距離で店を続けたいという思いが、この独特な営業方法につながっていきました。
乱暴そうに見える店主ですが、実は優しい人物のようです。
野沢屋本店の魅力は、味・体験・店主の3つがそろっていること
野沢屋本店の魅力をひとことで言うなら、「うなぎの旨さ」と「非日常感」と「人間味」が一体になっていること。うなぎは継ぎ足しのタレで焼きながら食べるスタイルで、しかも店先には「うな重 税込3000円」の表示(2024年時点)があり、老舗うなぎ店としてはかなり印象に残る価格帯です。

ただ、この店を有名にしているのは、料理だけではありません。番組でも繰り返し取り上げられてきたように、野沢屋本店は“エキサイティング店主”の店として知られています。店主の口調はぶっきらぼうで迫力がありますが、その一方で、ファンレターを持って訪ねた女子高校生の話をちゃんと聞き、人生のことまで本気で言葉を返す。妻が「ああいう人はいない」と語ったように、見た目や話し方の強さの奥に、情の深さや優しさがあることも、多くの人を惹きつける理由です。
つまり野沢屋本店は、「変わった店」で終わらないのです。むしろ、店主のキャラクターも、店の仕組みも、全部が“お客を楽しませたい”“目の前の人とちゃんと向き合いたい”という商売哲学に結びついている。だから笑えて、驚けて、最後はなぜか少し温かい気持ちになる。そこがこの店の本当の強さだと思います。
3代目店主・野沢武さんは、まっすぐすぎる人生を歩いてきた人
3代目店主の野沢武さんは1949年、群馬県太田市生まれ。創業家の長男として育ち、老舗うなぎ店の跡継ぎとして期待されていましたが、いわゆる“職人一筋の一直線”な人生だったわけではありません。幼少期は祖父母や両親が切り盛りする店のにぎわいの中で育ちつつ、父の勧めもあって千葉商科大学商学部へ進学。地元の店を継ぐ前に、より広い世界を見て学ぶ経験を積んでいます。
大学卒業後の22歳で地元に戻り、父のもとで接客や料理の基礎を学び始めますが、父との衝突をきっかけに家を出ることになります。その後は東京へ移り、秋葉原の信用調査会社で働きながら、夜や休日には親族の日本料理店を手伝って調理の腕を磨きました。そこでフグやスッポン、天ぷらなども学び、飲食の現場と一般社会の両方を経験したことが、後の店づくりの厚みにつながっていきます。
転機は29歳の時です。母から「店が立ち行かないから帰ってきてほしい」と連絡を受け、太田へ戻って家業を支える決断をします。父が店を離れていたため、厨房を回せる人がいない状況で、野沢さんは覚悟を決めて店に立ちました。やがて父との真正面からのぶつかり合いを経て、店を任されるようになり、宴会需要を取り込む企画や新メニュー導入など、自分なりの色を出していきます。
その後、50歳ごろに働き方を見つめ直したことが、いまの野沢屋本店につながりました。大きく広げるより、小さくても長く続けたい。人脈や規模を追うより、目の前のお客さんとの会話を大事にしたい。そうして生まれたのが、客が自分で焼く現在のスタイルです。さらに2021年以降、「オモウマい店」で注目され、遠方からもファンが訪れる全国区の店になりましたが、野沢さん自身は大きくすることより、ここで仕事を続けることに価値を置いています。
野沢屋本店がここまで話題になる理由
野沢屋本店が話題になるのは、老舗だからでも、テレビに出たからだけでもありません。長い歴史を持つ店でありながら、店主自身が常に自分のやり方を考え直し、商売を変えてきたからです。しかもその変化は、効率化や拡大のためではなく、「お客さんともっと向き合うため」という方向に進んでいる。そこに、この店ならではの説得力があります。
豪快でクセが強いのに、根っこはとても誠実。野沢武さんの魅力はまさにそこにあります。料理を出して終わりではなく、人の話を聞き、人を笑わせ、時に本音を引き出す。うな重を食べに行くのに、帰る頃には“店主に会ってきた”という感想が残る。野沢屋本店は、そんなふうに料理と人柄が一緒に記憶に残る、いまどき珍しい店なのだと思います。
まとめ
「オモウマい店」で野沢屋本店が何度も注目されるのは、派手だからではなく、唯一無二だからです。1914年創業の老舗でありながら、客がうなぎを捕まえて自分で焼くという大胆なスタイルを確立し、その中心には3代目店主・野沢武さんの強烈な個性と深い人間味があります。うなぎの店であり、体験の店であり、人に会いに行く店でもある。野沢屋本店は、まさに“オモウマい店”という番組タイトルを象徴するような一軒です。
店名:野沢屋本店
住所:群馬県太田市東本町22-6
電話:0276-22-3155
アクセス:東武伊勢崎線・太田駅近く(北口徒歩1分)
営業時間:11:00~14:00、うなぎがなくなり次第終了

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