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皆さん、こんにちは!
本日はトマトのお話です。
トマトは身体にもいいようですし、筆者もたびたび食べています。
折しも、毎日放送「情熱大陸」(毎週日曜日、夜11時~)の2025年6月8日放送回(11時10分)では、「奇跡のトマト」が登場します。
奇跡のトマトってなんでしょう?
石川県輪島市の小さな農園で作られるトマトが今、一流シェフたちの間で話題を呼んでいるのです。
手がけるのは野菜農家・上田拓郎さん(41歳)。奇跡のトマトと呼ばれています。
この記事では奇跡のトマトのご紹介と、トマトは野菜か果物か、かつて裁判になったことがあることについても取り上げました。
「奇跡のトマト」(情熱大陸)って?
上田さんの家族経営の1.5ヘクタールの農園。この農園では、イタリア野菜をはじめとする70種類の野菜を育てていると言います。
中でも評判なのが、水を極限まで絞り、しっかりとした果皮に強烈な甘みと酸味を閉じ込めたトマトです。これが格別な美味しさ。何しろはるばる現地に足を運び、仕入れを直談判するシェフも珍しくないそうですから。
いったい何が違うの?
「徹底した水管理」と「実が緑色でいる期間をできるだけ長くする」。
これが美味しさの秘密で、すべては緻密な戦略です。北陸の一般的な種まきは3月。上田さんは2か月も早い1月のスタート。地中に電熱線を這わせ、その上から遮光と保温のシートを二重で被せ、温めるそうです。
番組HPより、上田拓郎さん
極寒の時期から育てることで、糖の蓄積する時間を稼ぐのだと言います。それだけではありません。植え付けから収穫までの2か月間、一滴すら与えないこともあるくらい「水をやらない」のも特徴となっています。
味を決定づける収穫の時期にも、特別のこだわりがあります。
「満月の前後は樹液(水分)が上に集中し、新月は根に向かう。だから最も水分が落ちた新月の夕方に収穫するトマトが一番美味しいんです」
満月のパワーはいろいろと論じられていますが、トマトの収穫に月がかかわっているのは、驚きでしょう。
番組では能登半島を襲った集中豪雨の直後から、初夏の収穫までの半年間に密着。予期せぬ試練や異変を追いかけ、「奇跡のトマト」にスポットを当てています。
イメージ写真
挑み続ける農家の知られざる営みを追ったドキュメントです。
半年間も密着しているのが「情熱大陸」の魅力でしょうね。
トマトは野菜か果物か?かつて裁判に!
トマトは野菜なのか果物なのか、かつて裁判になったことがあるんですね。
日本ではトマトはほとんどの人が野菜と答えると思います。でも、フランスや韓国、台湾など国によっては果物として扱われているところもあるんだって。
というのも、生クリームのケーキに飾られていたり、フルーツポンチに入っていたり、デザートとして果物の盛り合わせに入っていたりするようですから。
トマト裁判とは?
1893年のアメリカ「ニックス・ヘデン裁判」で、トマトは野菜と果物のどちらに分類するかで争われました。この裁判でアメリカの最高裁判所は、トマトは「野菜」という判決を下したのです。
当時、輸入関税法が改正され野菜の関税が高くなり、果物の関税はゼロでした。
そこで、なんとか利益を確保したいニューヨークのトマト輸入業者がトマトを果物であると主張し始めたのです。輸入業者は果物主張派として植物学者たちと主張し、一方、野菜主張派は課税のため農務省が訴えを起こしました。
裁判の結果、判決は「野菜」でした。
判決文には「トマトは野菜畑で育てられていて、食事には出されるが、デザートにはならないから野菜である」と書かれていたそうですよ。
日本においては、農林水産省が野菜生産出荷安定法施行令によって、トマトを含む14品目を「消費量が多く国民生活にとって重要な野菜」と定めています
ちなみに、イチゴはどうでしょう?
これも野菜か果物か、まぎらわしいですが、イチゴは園芸学の観点からは同じく野菜に分類されています。
でも、イチゴはデザートとして出てきますから、果物のイメージが強いですね。
ということは、「奇跡のトマト」がデザートして食べられるようになると、果物のイメージが増すってことになるかも?
そんなことを考えました。
まとめ
本日は「情熱大陸」に登場の奇跡のトマトをご紹介しました。いったいどんな味なのか、ぜひ食べてみたいですね。加えてトマトは野菜か果物かの裁判についても、取り上げてみました。
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