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皆さん、こんにちは!
本日は相席食堂で紹介されていた老舗酒蔵の紹介です。
2025年10月14日放送の「相席食堂」(ABCテレビ)のテーマは、洗練された独自のテクニックで芸能界を渡り歩く芸能人が相席旅に出る「ロケテクニック相席」でした。
千葉県夷隅郡大多喜町にやって来たのはフリーアナウンサーの福澤朗さん!どうやら日本酒が好きなようですね。
地元の人の紹介で訪ねたのが、老舗酒蔵「豊乃鶴酒造」です。とても興味深く、印象に残ったので取り上げてみました!
老舗酒蔵「豊乃鶴酒造」手造りの辛口地酒『大多喜城』の魅力とは?
日本酒好きの方にぜひご紹介したい、千葉県・南房総エリアの“知る人ぞ知る”蔵元「豊乃鶴酒造」。その魅力を、歴史・造り・味わい・代表銘柄の観点から、少し深掘りしてみましょう。
名称:豊乃鶴酒造 https://www.toyonotsuru.jp/
所在地:千葉県夷隅郡大多喜町新丁 88。
電話番号:0470-82-2026
創業:天明年間(1781〜1789年頃)という、江戸時代中期の老舗。
規模:いわゆる「小さな蔵元」、家族+少人数体制で手造り・少量生産にこだわっている蔵です。
*建物・文化財:蔵の主屋・店舗・精米所・貯蔵庫・工場・煙突などが、木造・瓦葺きの歴史的建築として登録有形文化財になっている点も特筆すべき。
大多喜町は、城下町の風情を残す “房総の小江戸” とも言われる地域で、その中に蔵があるという立地も雰囲気があります。
醸造スタイル・特徴
蔵元が自ら語るところによれば、豊乃鶴酒造は「すっきりとしていて、しかし味わいも感じられる酒」を目指しているそうです。
具体的に言うと――
少量仕込み:一般的な蔵が500〜700㎏規模で仕込むところ、この蔵ではさらにこぢんまりとした仕込み量で、温度管理・品質管理に細かく対応できるようにしているとのこと。
仕込み・搾りの手法:たとえば“船の形をした長方形の容器”に酒袋を入れ、少しずつ圧をかけて2日かけて酒を流出させるという、手間のかかる搾り方法を用いて、雑味の少ない綺麗な酒質を目指しています。
造りの方向性:辛口のラインをベースにしており、キレ・後切れにも重きを置いています。蔵紹介では「手造りの辛口の地酒」と堂々と掲げています。
ですから、酒好きとして注目すべき蔵というのは、単に“希少”というだけでなく「きちんと方向性をもって、地場・少量で丁寧に造っている」点にあります。豊乃鶴酒造はその典型と言えるでしょう。
銘柄・味わいの傾向
代表銘柄は「大多喜城」。かつては「豊乃鶴(とよのつる)」という銘柄も並行していましたが、近年は「大多喜城」に統一し、味わいや価格帯で細かくシリーズ展開をしているようです。
以下、特徴的なシリーズの一部と味わい傾向を整理します(酒好き視点で“飲みどころ”を交えて)。
銘柄 特長・スペック 味わいポイント
「相席食堂」より
■大多喜城・純米酒(精米歩合70%、度数15%、日本酒度+3、酸度1.6)
辛口基調ながらお米の風味もしっかり感じられる。冷でも燗でも対応可能な万能型。酒質が派手すぎず、落ち着いた晩酌酒として良。後切れのキレが魅力。
■大多喜城・純米吟醸酒(精米歩合60%、度数15%、日本酒度+2.5、酸度1.4、使用米:山田錦・美山錦)
果実を思わせる香り・スムーズな飲み口。酒米を吟味しているライン。
香り系が好きな方でも安心。冷やして風味を楽しみたい。
■大多喜城・純米大吟醸(精米歩合40%、山田錦特等米使用)
フルーティーで華やかな香り、米の旨味・バランスともに上質。高価格帯で“贅沢な一本”。特別な席やギフトにも向く。冷でじっくり。
■銘柄「銭神・純米大吟醸(精米歩合50%、度数15%、日本酒度±0)
果実系香り+すっきりタイプ。比較的ライトな印象ながらちゃんと味わいあり。飲みやすさ重視の人向け。日本酒初心者にもアプローチしやすい。
全体として言えるのは、“辛口ベース+キレ良し+香りも適度に”、というスタイル。いわゆる“食中酒として使いやすい”酒でありつつ、吟醸・大吟醸といった上位ラインでは香味の余裕も出しているため、日本酒好きとしては幅をもたせやすい蔵元です。
飲むときのおすすめ・楽しみ方
冷やして:純米吟醸・純米大吟醸などはやはり冷酒がベスト。香りと味わいのバランスを楽しみましょう。
ぬる燗〜常温:純米酒や特別純米あたりは、軽くぬる燗にしてもお米の旨味と酸味が引き立ち、飲み飽きしない一本になります。レビューでも「ぬる燗でもキリっと酸味が効いて良い」との声あり。
料理との相性:辛口基調なので和食全般(刺身、煮物、天ぷらなど)との相性良好。少し旨味強めの料理にも対応可能です。
特別な一本として:山田錦特等米・40%精米の純米大吟醸は、“特別な日”や贈答用として取っておきたいクラス。香り・余韻ともに満足度高めです。
酒好き目線での“推しポイント”
1. 少量生産・手造りの強み:大規模蔵とは異なり、量を追わず“酒質を丁寧に”造っている点が好印象。細部に手が届いている感じがします。
2. 歴史とロケーションの魅力:城下町・大多喜町という風情ある地で、しかも蔵建築自体が文化財登録されているという“物語性”も、酒を味わう際の付加価値になります。
3. 幅のあるラインナップ:辛口ベースながらも吟醸香を感じられる製品までそろっており、「普段使いから特別な一本まで」選べるのが嬉しい。
4. 地酒としてのアイデンティティ:「千葉県南部・大多喜町唯一の蔵元」と紹介されることもあり、地元色・地域性を感じられます。
注意点・補足
* 流通量が多くはないため、特定のお酒(限定もの、生酒など)は入手が難しい可能性があります。ネット通販や酒屋での早めの確保を推奨。
* 味わいの方向性としては“辛口〜キレあり”寄りなので、王道の甘口・濃醇系を好まれる方には“少し異なる印象”かもしれません。
* 酒蔵見学などを希望される場合、事前の問い合わせをしておくことをおすすめします。少人数体制ゆえ、タイミングにより対応が異なる可能性があります。
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まとめ
今回は相席食堂で紹介された老舗酒蔵を取り上げました。筆者も日本酒は好きですからね。美味しいお酒はぜひ飲んでみたいです。今は通販があるから手に入るのもうれしいです。旅行がてら行ってみたい気もします!
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