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皆さん、こんにちは!(こんばんは)
アサヒグループが受けたサイバー被害には驚きましたね。
先日居酒屋で一杯やりましたが、なんと、ジョッキは「アサヒ」でしたが、中身はアサヒではありませんでしたよ。
お詫びの張り紙(トイレ)がありましたけど。
そこでこの問題を深掘りしてみました。
アサヒサイバー攻撃で居酒屋被害!現状と今後は?
影響の背景
アサヒグループは2025年9月29日付で、同社システムにおいて「外部からのサイバー攻撃(ランサムウェアの侵入の可能性)」を発表しました。これに伴い、受注・出荷業務、コールセンター、物流・製造管理といった基幹部門に障害が発生。
居酒屋を含む飲食店チェーン・酒販店などでは、同社製品を主要に扱っているケースも多く、「いつものように注文が届かない」「在庫が減ってきた」という声が…。
居酒屋で出ている具体的な被害・声
・在庫が減少/納品の遅れ
例えば、静岡県内のとある居酒屋では「店で出ている生ビール(アサヒ製)を毎日運んでくれていたが、今は発注しても翌日に入らない日もある」と報じられています。
同店では「多い時で1日90杯もの生ビールが出る」「在庫が確実に減ってきている」という声。
また、山陰地方の居酒屋チェーン(かばはうすホールディングス)では「今後、欠品・品切れになる可能性があるため、他社ビールメーカーの切り替えを検討している」との発言も出ています。 ([FNNプライムオンライン])
・主要銘柄が手に入りにくい状況
多くの居酒屋では、例えば「アサヒスーパードライ」「樽生ビール」「アサヒ系飲料(ソフトドリンク含め)」を標準ラインに据えている場合も多く、今回の出荷・在庫減少によってメニュー構成・サービス提供に支障を来す可能性が出ていますね。東洋経済の記事でも、「酒屋さんの在庫取り合いになっている」「注文を普段3日分だが、急いで5日分頼んだ」という店長の声があります。 ([東洋経済オンライン])
・代替対応・コスト・運営への影響
居酒屋側では、当該銘柄が入らない・納期が未定という状態が続くなら、 ・他社のビールメーカー製品への切り替え ・在庫を多めに確保しておくための余裕確保 ・ビール提供に頼った売上構造を見直すという検討・対応に迫られています。
・時間的プレッシャー・忘年会シーズンへの懸念
居酒屋業界では、秋口から忘年会・宴会需要が高まる時期でもあり、在庫不足・安定供給が滞る状態が長く続くと、売上機会の逸失や機会コスト増となる懸念があります。
被害の規模・影響の範囲
・アサヒグループ側では、国内ビール工場6拠点での製造を10月2日付で一部再開しているものの、出荷体制・受注体制はまだ平常水準には戻っておらず、復旧には時間を要する見込みです。
・居酒屋などの飲食店にとっては、状況が「現在進行形」であり、欠品・代替対応・在庫確保という観点で運営リスクが顕在化しています。輸送・流通・卸売りとの連動もあり、ひとつのメーカーの停止が末端店まで波及している構図ですね。
大阪・関西圏における影響状況は?
某居酒屋のトイレに貼られていたお知らせ
1. 大阪本拠・居酒屋チェーンの動き
大阪に本社を置き、居酒屋チェーンを展開する企業では、「まだ直ちには大きな影響が出ていないが、備えを検討している」というコメントが出ています。例えば、居酒屋「八剣伝」などを運営する会社では、酒販店に“一定の在庫がある”ため現時点での営業上の問題は出ていないものの、「このまま納入が滞れば今週末あたりから代替策に乗り出すだろう」と発言しています。 ([FOOD FUN!])
2. 大阪の酒販店・問屋の現場の声
大阪・門真市にある酒店では、アサヒ製樽生ビールの在庫がほぼ“残り1樽”という状況が報じられています。該当店舗の社長のコメントとして、「居酒屋さん・飲食店向けに流れている樽だが、在庫が非常に少ない」というものも。 ([テレ朝NEWS])
このように、仕入れ側=卸・問屋でも“切迫感”が出ており、居酒屋が使う“生ビール用の樽”というカテゴリで特に供給が逼迫しているようです。
3. 居酒屋店長・現場の反応
大阪の飲食店の店長コメントでは、「もしアサヒ製品がまったく入らなくなったら、臨時休業も検討せざるを得ない」という非常に危機的な言い方もありました。たとえば、生ビールサーバー用の樽がアサヒ系列製造・供給システムを前提としており、代替メーカーに切り替えるには設備・契約・在庫の再調整が必要だという指摘です。 ([テレ朝NEWS])
また、「できる限りアサヒで提供したい」という想いがあるものの、“提供できなくなるかもしれない”という不安が現場に確実にあります。
大阪エリアならではの特徴と懸念点
設備・サーバー依存の高さ:大阪・関西圏の居酒屋では樽生ビールをメインに据えている店舗が多く、特に“アサヒ=定番”の構えが強い店では代替が難しいという声があります。
在庫ストックの少なさ:店舗・卸とも「鮮度重視」・「回転重視」のため、長期在庫を持たない運営が多く、発注から納品・消費までのサイクルが短いです
代替品切り替えのタイミングと顧客反応:代替ブランド(例えばサッポロ/キリン/サントリー)への切り替えを検討・実施している店舗もあり、特に大阪・飲食激戦地域では「定番が変わったこと」に対して顧客の反応を懸念する声もありますね。
今後の展望は?
早期の復旧が鍵でしょう。アサヒGHD側が「出荷再開を順次進めている」と報じていますが、完全に通常体制へ戻るまでには時間の余裕が必要とされています。
アサヒグループ側の第3報(10月8日付)では、ビール製造・出荷の一部再開を発表。例えばビール全6工場で9月29日付の攻撃以降、10月2日から製造再開。ビールの主力品「スーパードライ」の出荷も一部再開しています。 ([アサヒグループホールディングス])
特に大阪の飲み会文化・宴会文化では「いつもの銘柄」が安心材料になるため、変化には敏感な客層もいますからね。
長期的なリスク管理として今回のようなサプライチェーン全体での障害が起きうるという事実を踏まえ、居酒屋運営者としては「特定ブランド依存」の見直しが必要だという声も出ています。
まとめ
今回のアサヒグループへのサイバー攻撃・システム障害は、居酒屋を含む飲食店にとって「供給が止まる」「在庫が減る」「代替を考えなければいけない」という実害が現実的に出始めている事案です。特に、生ビールを屋台・宴会・飲み放題の主力とする居酒屋運営においては、早急な対応が求められています。まあ、筆者の場合、生ビールはアサヒ以外でも飲みますから、いいんですけどね。
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