皆さん、こんにちは!
居酒ジャーナルのお時間です。
MBS毎日放送「魔法のレストラン」2025年8月13日の放送回では、老舗vs最新店うどん対決でした。互いの店主が相手のお店を訪れ、「考えられへん!」という内容を紹介します。
考えられへん、と言いながら、相手をリスペクトするといった内容になっています。
登場したお店は、老舗「吾妻」。最新店が「阿波座ひゃっかく」。いったいどんなお店か、深掘りして2軒まとめてご紹介しましょう!
「魔法のレストラン」老舗うどん「吾妻」とは?
池田が誇る、江戸時代から続く風格
大阪の阪急池田駅から徒歩7〜8分、国道176号線沿いに佇む「吾妻」。外観は趣ある町屋風、古風な暖簾をはじめ、柱や家具に伝統を感じさせ、その歴史を物語ります。
外観:じゃんくさんの写真(食べログ)
店内にはテーブル席(20席)と座敷(8席)があり、落ち着いた空間でゆったりとした時間を過ごせます。子連れや家族での利用にもぴったりでしょう。
創業161年、大阪最古のうどん店
元治元年生まれのこの老舗は、今年で創業161年。大阪府内でもっとも古い歴史を誇るうどん店とも言われ、その伝統は街の象徴にもなっています。
名物「ささめうどん」の奥深さ
このお店の看板メニュー「ささめうどん」は、細いうどんととろみのあるあんかけ出汁との絶妙な絡みが魅力。具材は三つ葉、かまぼこ、刻みあげ、すりゴマ、塩昆布、おろし生姜など彩り豊かで、香りと味のバランスが絶妙です。
そもそも「ささめ」の名は、文豪・谷崎潤一郎の妻・松子さんが来店した際「細雪(ささめゆき)」から名づけられたというエピソードがあり、なんとも趣深い。
ささめうどん:辣油は飲み物さんの写真(食べログ)
出汁のこだわり & かやくごはん
出汁は香りが飛ばないよう、徳利で小分けにして提供するなど、素材の風味を最大限に引き出す丁寧な工夫が。そんな出汁で炊いた「かやくごはん」もまた絶品で、昼には売り切れるほどの人気。
ささめうどんのあんかけと相性抜群のかやくごはんは、セットで楽しみたい一品です。
行列も納得の人気ぶり
開店前から並ぶ人も多く、店外まで続く行列も珍しくありません。それゆえ、早めの来店をおすすめします。
口コミでは、色褪せた暖簾が「老舗感たっぷり」と評され、平日11:30で待ち時間5分程度という声も。常連の姿も多く温かな雰囲気が漂います。
昔と今の調和、「老舗なのに今風」な魅力
店内には歴史を感じるアイテムとともに、携帯のチェックイン案内など現代的な仕掛けも共存。古き良き伝統と今の感覚が見事に融合している点も、この店の魅力です。
店名:吾妻
住所:大阪府池田市西本町6-17
電話:072-751-3644
アクセス:阪急池田駅から徒歩約7〜8分
営業時間:10:30〜16:00(L.O. 15:30)
定休日:火曜
締めくくり
池田市の「吾妻」は、かけ値なしの老舗。「創業161年」「大阪最古のうどん店」という風格に裏打ちされた味と時間が、ここには静かに流れています。名物・ささめうどんの複雑かつ優しい味わいは、細麺とあんかけ出汁、具のバランス、そのすべてが唯一無二。
そこに出汁へのこだわり、古き良き佇まい、そして今の時代感が融合し、歴史をしっかり受け継ぎながらも親しみやすい名店へと昇華しています。
池田を訪れた際は、「吾妻」で歴史と滋味の一杯に癒されるひとときをぜひ。
「魔法のレストラン」最新店うどん「阿波座ひゃっかく」とは?
「魔法のレストラン」の“老舗 vs 最新店うどん”対決で登場した、大阪・阿波座の新星うどん店「阿波座 ひゃっかく」。老舗に対抗する“最新店”として登場しました。冷たいうどん8割、温かいうどん2割という明確なコンセプトで勝負する注目店!
外観:じぇりぃ~さんの写真(食べログ)
自家製麺×名店仕込みの確かな技術
店主・竹内秀治さんは、大阪の名店「たけうちうどん店」や「あすろう」での修業を経て、2024年5月に独立開業。店内には製麺所を備え、自家製のうどんを毎日提供しています。「機械で練り上げることで麺の食感が均一に。固すぎず、もちっとしながらもコシが感じられる」との説明がある通り、ツルッとしたのどごしと弾力ある歯応えが高評価ですよ。
冷たいうどんが主役のラインナップ、新時代のうどん店!
鶏天ぶっかけ:coccinellaさんさんの写真(食べログ)
メニュー構成は、冷たいうどんが8種、温かいうどん2種。圧倒的に冷たいうどんを推しているのが印象的ですね。その中でも特に人気なのが「鶏天ぶっかけ」。大ぶりの鶏もも天ぷらが3つのったボリューム感ある一杯で、甘めに仕上げられた出汁とのバランスも秀逸。女性向けには「鯛ちくわ天と温玉のぶっかけ」も好評です。
出汁へのこだわりが味に深みを添える
出汁はイリコ、サバ節、カツオ節、昆布を組み合わせて取り、旨みと香りの厚みある味わいに仕立てています。冷たい「ひやかけ」では、イリコの風味がきりっと効いたクリアな出汁が特徴で、「透き通ったさらっとしたお出汁」「ほんのりイリコの独特な風味」「塩味もしっかり」など、多くの投稿でその美味しさが称賛されています。
食感については、「くにゅむにゅつるっ」「もちもち、弾力すごー」で、「出汁が美味しすぎるので薬味を入れずそのまま食べた」というコメントも見受けられます。
天ぷらトッピングのクオリティも折り紙つき
鶏天は外はカリっと中はジューシーで、麺や出汁にも負けない強い存在感。鯛ちくわ天はふわふわでプリッとした食感がたまらなく、「口福な一杯」との表現もあるほど。他にも舞茸天のトッピングが人気で、サクッとした新鮮な揚げたて感が食欲を刺激します。
空間演出も洗練された佇まい
店内はモノトーンを基調にした、スタイリッシュでシンプルなインテリア。地下の限られたスペースながら、カウンター6席+テーブル8席の計14席というコンパクトながら居心地の良い空間です。開店時間前から来店するお客さんも多く、ランチタイムには行列ができる人気ぶりです。
評価・雰囲気・アクセスのハーモニー
食べログでは総合評価3.83、料理・味3.84、サービスや雰囲気も3.6台後半と、かなり高水準。SNSなどでも「たけうちうどん」「あすろう」仕込みの腕を感じさせるうどんと評され、行きたい店として注目されています。
店名:阿波座 ひゃっかく
住所:大阪市西区江之子島1-5-8 ロイヤルハイツたそがれ B1F
電話:06-4400-1009
アクセス:大阪メトロ阿波座駅から徒歩1分
営業時間:11:00~15:00(火~日)
定休日:月曜
まとめ
まさに“老舗”代表・吾妻の優しいうどんと対照的な、“最新店”ならではの洗練とパンチを兼ね備えた一軒です。冷たいうどんの美味しさを堪能したいなら、ぜひ阿波座ひゃっかくへ足を運んでみてください。
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