すし食堂 ito(神戸・三宮)|たまたま立ち寄った一軒が、忘れられない名店だった
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皆さん、こんにちは!
仕事の用事で神戸・三宮へ出かけた帰り道、ふと「せっかくだから、どこかでゆっくり食べて帰ろう」という気分になりました。肉にするか、寿司にするか、はたまた気取らない定食やラーメンもいいなあ……と、高架下の飲食街をぶらりと探索。活気ある路地をあちこち歩き回ったのですが、これというお店になかなか出会えない。
そんなときです。ふと目に飛び込んできた一枚の看板——「すし食堂 ito」。
すし食堂という言葉の響きが、なんともいい。高級店でも気軽な回転寿司でもない、ちょうどいい温度感。「今夜はここで一杯やろう」と、迷わず扉を押しました。
「すし食堂」という絶妙なポジション
店舗公式写真
近年、寿司の世界は実に多彩になりました。予約数か月待ちの高級店から、気軽に立ち寄れる立ち食いスタイル、そして家族連れに人気の回転寿司まで。でも、「ひとりでふらりと暖簾をくぐり、日本酒片手に職人の仕事を眺めながら、本物の寿司をカジュアルに味わう」——そんな場所は意外と少ない。
すし食堂 itoは、まさにその隙間をスマートに埋めるお店でした。
店舗外観
江戸前の握りを基本としながら、握らない鮨や変わり鮨など、和の職人技が生きる多彩なスタイルを展開。厳選された日本酒のラインナップに加え、鮨に合わせてセレクトされたワインも揃えているのが、このお店のこだわりを物語っています。
空間について——2フロアで異なる顔を持つ
店内は1階と2階の2フロア構成で、合計38席。
1人でふらりと訪れた私は、迷わず1階へ。コの字型のカウンターが広がり、目の前で職人が仕事をする様子を眺めながら食事ができる、これぞ寿司屋の醍醐味という空間です。ひとり客でも肩身が狭くなく、むしろカウンター越しに職人との会話が生まれるような、ほどよい距離感が心地よい。
一方、2階はやや落ち着いたムードで、鮨コースや鍋コース(2階席限定)も用意されているとのこと。接待や記念日など、少しだけ特別な夜にも応えてくれる懐の深さがあります。
「ito名物」おまかせコース 3,300円(税込)——これは間違いなくお値打ちです

メニューをひろげ、目に留まったのが「ito名物」おまかせコース。その内容がこちら。
- ふるまい一品
- 季節のお造り 二種
- 焼物または揚げ物
- 握り 八貫
- 手巻き 一種
- 茶碗蒸し
- 汁物
3,000円(税込3,300円)。
一貫ずつ単品で頼むより確実にお得なうえ、流れに沿っておまかせで楽しめるので、初来店にも最適です。もちろん生ビールも添えて、いざスタート。
料理レポート——一皿一皿に、職人の本気を感じた
ふるまいの一品からすでにセンスがあり、期待が高まります。

続いて登場したのがお造り——鯛と鰹。これが実に新鮮で、口に入れた瞬間、思わず「うまい」と声が出てしまうほど。素材の持ち味を最大限に引き出すシンプルな仕事が、素材の良さを雄弁に語っていました。

握りはカンパチ、アジ、イカ、エビ、ハマチ、本マグロ…と続き、締めに芽ネギが登場。どれも丁寧に握られ、ネタとシャリのバランスが絶妙です。そして特筆すべきは赤シャリ。赤酢を使った酢飯は、ほんのり芳醇な香りと深いコクがあり、まさに寿司全体の味を決定づける縁の下の力持ち。握りのクオリティをワンランク引き上げていました。




茶碗蒸しも手が込んでおり、単なるコースの”つなぎ”ではなく、一品として十分に主役を張れる仕上がり。そして手巻きは鰻——これがまた旨い。香ばしい鰻と酢飯の相性は言わずもがな、パリッとした海苔の食感とともに、贅沢な一口でした。


まとめ——「たまたま」が、「また来たい」に変わった夜
食べ終えて気づけば、2階席には続々と予約客が上がってきていました。夕食には少し早い時間帯にもかかわらず、着実に席が埋まっていく様子は、このお店の人気と信頼を静かに証明していました。
カウンターに立っていたのは鮨職人が2人、そして若い女性スタッフが1人。少人数ながらも、料理のクオリティも接客も丁寧で、終始気持ちよく過ごせました。
3,300円でこのクオリティ——三宮界隈でひとり寿司を楽しむなら、間違いなく候補に入れていただきたい一軒です。「たまたま立ち寄った」が、「また絶対に来たい」に変わった、そんな夜でした。
店舗情報
| 店名 | すし食堂 ito |
| 住所 | 兵庫県神戸市中央区北長狭通1-31-30 |
| 電話番号 | 078-331-8715 / 050-5570-5389 |
| 営業時間 | 11:30〜22:30(月・火・木・金・土・日) |
| 定休日 | 水曜日 |
| アクセス | 阪急神戸三宮駅 西口すぐ・高架商店街入口付近 |

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